
この記事の結論: 「NASDAQ100×金(ゴールド)」のポートフォリオは、圧倒的な成長力を誇る米国ハイテク株と、株と逆の動きをしやすい金(実物資産)を組み合わせた、非常に理にかなった資産形成術です。新NISAの成長投資枠を活用し、 「NASDAQ100を80%、金を20%」 の比率で自作することで、オルカンやS&P500一本よりも下落時のダメージ(ドローダウン)を抑えつつ、高いリターンを狙うことができます。
「新NISAでオルカンやS&P500を買い始めたけれど、本当にこれ一本でいいのかな?」 「もし世界的な株価暴落が来たら、自分の資産はどれくらい減ってしまうんだろう……」
こんな不安を感じたことはありませんか?実は、オルカンやS&P500は優れた投資先ですが、中身はすべて「株式」です。株式市場全体が暴落したとき、株式100%のポートフォリオは逃げ場がありません。
そこで今回提案するのが、米国株のトップランナー NASDAQ100 (攻め)と、有事の安全資産である 金 (守り)を組み合わせるハイブリッド戦略です。
長年、資産運用の最適解を探してきた私の目線から、オルカン一本との違いや、新NISA成長投資枠を用いた具体的な始め方を本音で解説します!

Toshi@賢くお金をふやそう!
30代から資産形成を始めたサラリーマン兼業投資家。実体験に基づき「失敗しない、賢いお金の育て方」を等身大で発信しています。

株式100% vs NASDAQ100+金ポートフォリオ
株式一本(オルカン等)
広く分散されているものの、アセット(資産クラス)は「株式のみ」。リーマンショック級の暴落時には、世界中の株が一斉に下落するため、資産が30%〜50%激減するリスクがあります。
NASDAQ100×金(株と金)
成長性の高いハイテク株に、株と異なる値動きをする実物資産の「金」をトッピング。株の暴落時には金がクッションとして働き、資産全体のドローダウンを劇的に抑えてくれます。
新NISA成長投資枠で可能
「金」はつみたて投資枠では買えませんが、成長投資枠なら信託報酬の極めて安いゴールド投資信託が購入可能です。自分で毎月比率を決めて積み立てるだけで簡単に始められます。
オルカンやS&P500一本だけで大丈夫?株式100%が抱えるリスク
新NISAの定番であるオルカン(全世界株式)やS&P500は、非常に優れたインデックスです。しかし、どれほど多くの国や企業に分散していても、資産クラスとしては 株式100% であることを忘れてはいけません。
株式市場全体の暴落時には「逃げ場」がない
歴史的な暴落局面(2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックなど)では、米国株も日本株も新興国株も、すべての株式が一斉に売り浴びせられました。オルカンといえど、一時的に30%〜50%近く資産価値が吹き飛ぶ大暴落を経験しています。
真の分散投資は「資産クラス」を分けること
卵を一つのカゴに盛るなという投資の格言がありますが、オルカン一本は「世界中のおしゃれなカゴ(株式)に卵を小分けにしているだけ」とも言えます。カゴを置いている棚(株式市場全体)が倒れれば、すべての卵が割れてしまいます。
本当の意味で資産を守るためには、株式とは全く異なる値動きをする資産クラス、すなわち 金(ゴールド) や債券といった「株式以外のアセット」をポートフォリオに混ぜることが重要なのです。
「攻め」のNASDAQ100 × 「守り」の金が最強タッグである理由
なぜ、数ある資産の中で NASDAQ100 と 金 の組み合わせが注目されているのでしょうか?それは、お互いの長所が短所を打ち消し合う「最強の補完関係」にあるからです。
【攻め】NASDAQ100の圧倒的な成長力
NASDAQ100は、米国のナスダック市場に上場する金融を除く時価総額上位100社で構成される指数です。Apple、Microsoft、Alphabet(Google)、Amazon、NVIDIAといった、現代のイノベーションの主役である巨大IT企業が凝縮されています。過去10年のパフォーマンスでは、S&P500を大きく凌駕する「超・成長エンジン」です。
【守り】有事やインフレに強い安全資産「金」
金(ゴールド)は、数千年以上前から世界中で価値が認められてきた「実物資産」です。紙幣のように国の信用度によって価値がゼロになる(デフォルトする)ことがなく、インフレ(物価上昇)や、地政学的リスク(戦争や紛争)が発生した際に買われる「有事の逃避先」として機能します。
互いに逆の動きをする「クッション効果」
株式と金は、歴史的にお互いに 逆相関(株が下がると金が上がる、あるいは下がりにくい) に近い関係性を持っています。 NASDAQ100は成長力が抜群ですが、値動き(ボラティリティ)が激しいのが弱点です。ここに「金」を少し加えることで、ハイテク株が急落した大打撃を金の上昇(または高値維持)が吸収し、ポートフォリオ全体の価値を安定させてくれるのです。
【新NISAでの始め方】自作「NASDAQ100+金」ポートフォリオの作り方
新NISA口座を使って、この魅力的なポートフォリオを自分で作る具体的な方法を解説します。
NISAの「つみたて投資枠」では金は買えない!
大切なポイントとして、金(ゴールド)に連動する投資信託は、金融庁の定める「つみたて投資枠」の基準を満たしていないため、つみたて投資枠では購入できません。 そのため、このポートフォリオを作るには 「成長投資枠」 を利用します。成長投資枠であれば、NASDAQ100の投資信託も、金の投資信託もどちらも自由に毎月自動積立することが可能です。
初心者におすすめの「黄金比率」
初心者が「心地よく長期運用を続けられる」ための推奨比率は以下の通りです。
- NASDAQ100(攻め):80%
- 金(ゴールド)(守り):20%
もし、もう少しマイルドにしたい場合は「NASDAQ100を70%、金を30%」にするか、あるいはつみたて投資枠で「オルカンやS&P500」を買い、成長投資枠で「金」だけをトッピングするという方法も非常にスマートです。
証券会社で買えるおすすめの低コスト商品
長期保有が前提となるため、保有手数料である「信託報酬」が業界最安クラスの優良ファンドを選びましょう。
| 資産クラス | おすすめファンド名 | 信託報酬(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| NASDAQ100 | ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | 年0.2035% | 圧倒的な低コストで人気のインデックスファンド。 |
| 金(ゴールド) | iFreeゴールド(為替ヘッジなし) | 年0.2035% | 為替リスクを取りつつ金本来の価値を狙うファンド。 |
| 金(ゴールド) | iFreeゴールド(為替ヘッジあり) | 年0.2035% | 円高ドル安時の目減りを抑えたい人向け。 |

どちらの為替ヘッジを選ぶべき? 基本的には「為替ヘッジなし」がおすすめです。金は米ドル建てで取引されるため、為替ヘッジなしにすることで「円安対策(インフレ対策)」の機能がより高まり、日本の物価上昇から資産を守る力になります。
初心者が運用する際の3つの落とし穴と注意点
非常に魅力的な「NASDAQ100×金」ポートフォリオですが、運用を始める前に知っておくべき注意点があります。
1. 金は配当金(分配金)を生まない
株式のように配当金を出したり、企業のように自ら価値を生み出す力はありません。金投資の利益は、あくまで「金価格そのものの値上がり益」のみです。そのため、配当金(インカムゲイン)による定期的なキャッシュフローを期待する投資家には向きません。
2. 年に1回程度の「リバランス」が必要
NASDAQ100が爆上がりすると、最初は「株80%:金20%」だった比率が、「株90%:金10%」のように崩れてしまいます。 この状態を放置すると、ポートフォリオのリスクが高くなりすぎてしまいます。年に1回程度、増えすぎたNASDAQ100を一部売却して金を買い増す(あるいは毎月の積立額を調整して比率を元に戻す) リバランス が必要になります。
3. 短期的な値動きでオロオロしない
金を入れているからといって、株価の急落時に資産が全く減らないわけではありません。あくまで「株式100%よりは下落が緩やかになる」という防波堤の役割です。一時的な市場の混乱に慌てて売却せず、10年、20年の長期スパンで淡々と積立を継続することが最も重要です。
口座開設ならどこがベスト?主要ネット証券の比較
新NISAで「NASDAQ100×金」ポートフォリオを始めるなら、業界トップのサービスを誇る「SBI証券」または「楽天証券」の2択です。どちらもおすすめの低コスト投信をすべて取り扱っており、クレカ積立によるポイント還元も非常にお得です。
SBI証券で新NISA口座を開設するSBI証券であれば、三井住友カードによるクレカ積立でVポイントが貯まり、紹介URL経由の開設でお得な特典も受けられます。楽天証券は楽天カード積立で楽天ポイントがサクサク貯まり、スマホ画面の直感的な使いやすさは初心者から絶大な支持を得ています。ご自身のライフスタイル(使っているポイントやスマホ決済)に合わせて選びましょう。
まとめ:攻めと守りの両立が長期投資を「楽」にする
新NISAを始めると、多くの人が「オルカンかS&P500か」という株式の選択に終始しがちです。しかし、本当に恐ろしいのは、大暴落が来たときに自分の資産が急減する恐怖に耐えかねて、途中で投資を辞めてしまう(狼狽売りする)ことです。
成長期待の高い NASDAQ100 で効率よく資産を増やしつつ、 金 という防波堤を20%忍ばせておくことで、精神的な安定を手に入れることができます。
「少し攻めた投資をしてみたいけれど、暴落は怖い」という方は、ぜひ成長投資枠を活用して、自分だけの『攻めと守りのハイブリッド・ポートフォリオ』を小さく始めてみてくださいね!

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【免責事項】 本記事の情報は2026年5月時点のものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
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